躁うつ病の遍歴

今日は私の躁うつ病の遍歴を話します。

私は高校の途中で不登校になり、出席日数が足りなかったため通信制高校に転入しました。なので私の高校生活は4年間に及びました。全日制3年、通信制1年です。

 

躁うつ病双極性障害)と診断されたのはたしか高2の冬ごろでした。うつ病は簡単にいうとテンションが下がりすぎる病気ですが、躁うつ病はテンションが下がりすぎる「うつ状態」と、テンションが上がりすぎる「躁状態(そうじょうたい)」が交互にくる病気です。

 

私が躁うつ病になったのは、複数の理由が複雑に絡み合った結果だと思います。児童期に自分の感情を押し殺す癖があって、それが徐々にストレスを溜めていったからかもしれないし、小学校で毎年いじめられていたからかもしれないし、中学校でクラスメイトの女子に悪口を言われたのがこたえたのかもしれません。おそらくトリガーになったのは、高校に入ってからずっと「勉強と部活が両立できない」「なのにプラスで色々やらないといけないことがある」「しかも友達に心を開けない」状態が続いたからだと自分では分析しています。

 

今となっては細かく分析できていますが、実際にうつ病と診断された当初は、まさか自分がうつ病になるなんて思いもしていませんでした。でもたしかに当時の自分は「無気力」「疲れやすい」「人間関係がうまくいっていない」「以前は楽しかったことが今は楽しく感じられない」などうつ病に当てはまっていました。

 

さらに悪いことに、私にはうつ状態だけでなく躁状態もあったのです。躁状態を一般的に説明すると、多動(行動しすぎる)、多弁(喋りすぎる)、散財(必要ないものにお金を使ってしまう)、普段よりも笑う、気が大きくなるなどの症状があります。

 

私は特に多弁、よく笑うといった症状が出ていました。普段からおしゃべりな方ではあるのですが、息継ぎもままならないくらいのスピードで喋ってしまうのです。なのでその後はどっと疲れが来ます。笑いに関しては、箸が転げても笑うを体現していました。

 

今となっては、自分が躁状態になってきてるな、というのを初期から感じ取れるようになりました。私が躁状態になっているときの傾向として、以下が挙げられます。

・書き物の量が多い

・読書スピードが速い

・早口

・働きたくなる

 

これらの症状(?)が出てきたら、やりすぎないように注意します。

・書く量を抑える

・読書量を抑える

・一旦人と離れてひとりになる

などを心がけています。

 

自分の今の体調を正確に把握するというのは躁うつ病患者が生きていく上で非常に重要なことだと私は思います。もしかしたら躁うつ病に限ったことではないかもしれませんね。これからもなるべく冷静に今の自分の健康状態と次やるべきことを把握していきたいです。