2124年の世界を妄想してみた

お題「あなたが考える100年後の生活」

朝起きたら洗顔に向かう。そしてAIが流す天気予報や昨日のニュースを聞きながら、コーヒーと朝食をとる。コーヒーは私が起きると15分後に自動でダイニングテーブルに出てくることになっている。朝食を作ってくれるのは全自動クッカー。一家に一台はあるクッカーは冷蔵庫や食材保管スペースと連動しており、食材が腐らないように気をつけながら、健康的でおいしい料理を作ってくれる。今となってはサプリだけでも十分生きていけるのだが、やはり「おいしいものを食べたい」という人類の欲求はなくなることがなかったため、多くの人はクッカーが作ったものを食べて生活している。今日はメタバース内で会議がある。メタバースがとても身近なものになった今では、人々はわざわざweb会議のために部屋着から出勤服に着替える必要がなくなった。アバターで会議に出席するからだ。人々が部屋着ではない服を着るのはリアルの世界の友達と会うときくらいだ。今や世の中の80%の人が在宅ワーカーとなった。AIがやれることは全てAIに任せて、人間はそのAIたちを管理するか、クリエイティブな職に就いている。メタバース世界に入ればありとあらゆる芸術作品を見ることができ、気に入ったものは即購入できる。イラスト、絵画、バーチャルキャラクター、アバターの服や髪型、小説や漫画、推しのグッズなど、よりどりみどりだ。リアルの友達と会うときはお気に入りのカフェに集合してひたすらお喋りをすることが多い。買い物はメタバースで済ませることがほとんどなので、友達と行くことはなくなった。代わりにメタバース内で映画を一緒に観たり、カラオケをしたりすることが多くなった。カフェまでは自動運転の車で行く。自分が運転する必要はもうなくなった。ただ運転すること自体が好きな人は運転できるようになっている。自動運転車と人力運転車は別の道路を通ることになっている。自動運転車はかつての新幹線並みに速いからだ。